“老老介護”という言葉、知っていますか?
高齢化や核家族化が進んで、高齢者のみの世帯が多くなっているため、
高齢者が高齢者を介護することをいいます。
では、
“認認介護”という言葉、知っていますか??
さらに状況が進み、認知症高齢者の方が、認知症高齢者の方を介護するというケースのことを呼ぶそうです。
そんなことできるの?と思うかもしれませんが、認知症にも程度があるので、
軽度認知症の方が、重度認知症の方を介護する、という状況が起こり、今日本中で増えてきているそうです。
2025年には、日本の700万人が認知症、65歳の5人に1人が認知症になる時代が来ると
言われているそうです・・・。
ちなみに、現在でもに400万人の方が認知症予備軍とか。
日本は平均寿命が長くなったことが良いとは言われていますが、元気に長生きすることが大切なことですよね。「寝たきり長寿」ではなく、「健康長寿」を目指していきたいところです!!
日本人の死因の3分の2の原因は、『生活習慣病』です。
ライフスタイルは人ぞれぞれですが、身体を作っているのは間違いなく食べ物なわけなので、食が健康も病気も作るということなのです。今の増えてきている病気に食は大きく関わっているわけです。
その中で、今回注目したいのは、
【油】のお話です。
さて、皆さん
Q、油って、体にいいものでしょうか??
・・・油と聞くと、
太る・コレステロールが上がる・高脂血漿のようなマイナスイメージが出てきそうですが、
“油は悪者ではありません!!”
油は、私たちの身体を構成する60兆個の細胞の細胞膜の成分です。
私たちは、陸の上で生活していますが、空気中にも水蒸気が存在しているので、大気も水です。言ってみれば、私たちは水の中に住んでいるのです。私たちが物質として人間として構成されるためには、細胞が「水に溶けない成分=油」でなければ存在することができないのです。
さらに、油が全くないと、血管の柔軟性がなくなり、皮膚もカサカサになってしまいます。
つまり、とても大切で必要な成分なのです。
ただ、油は、種類によって健康状態を大きく左右してしまいます。
私たちにとって重要な油には、
オメガ3、オメガ6、オメガ9という種類があります。
油の摂り方もバランスがとても大切なのですが、
今の食生活の中では、無意識に圧倒的に摂りすぎているのが、オメガ6、摂取量が圧倒的に不足しているのがオメガ3の油なのです。
オメガ3は、青魚に含まれるEPA・DHA、話題になってきた、亜麻仁油やえごま油等。
オメガ6は、ベニバナ油・サラダ油・コーン油・マヨネーズ・ごま油等、これらを摂りすぎることによって、私たちの身体は、「抗炎症状態」に陥ります。
症状としては、アトピー性皮膚炎や副鼻腔炎、関節炎、肺炎などの炎症反応があげられます。
油の摂り方を変えるだけで、まさに健康への近道にっ(´⊙ω⊙`)
さらに、ぜひ知っておいて頂きたいのが、ご存知かもしれませんが「トランス脂肪酸」です。
みなさんのおうちの冷蔵庫には、マーガリンが入っていますか?
入っていたら、すぐに捨てましょう!!!
という話は食の講演会等に参加するとかなりの確率で指導されます(^^;
我が家もマーガリンを買うことはまずありません。
↑仕立てていてもこれはマーガリン(p_-)
マーガリン(トランス脂肪酸)は、心臓病や糖尿病といった現代病の原因となる最悪の油なのです。
え、でも植物性だから、バターよりも良いんじゃないの?
そんな風に思われる方もおられるかもしれません。
トランス脂肪酸は、人間が工業的に処理したもので、自然界には存在しない油です。プラスチックの構造ととても似ていて、トランス脂肪酸で細胞膜を作ると、膜が硬くなり、細胞に必要な酸素と栄養は入ってこない、細胞内の老廃物は排泄されないままになり、細胞は弱り、血液中には糖分がダブついて、トランス脂肪酸の摂取により糖尿病が引き起こされてしまいます。また、脳細胞がトランス脂肪酸により劣化していくと、記憶装置である海馬が破壊され、認知症の原因にも繋がってしまいます。。
これらのことから、健康にとって悪影響を及ぼすため、
ヨーロッパ・全米では、マーガリンはトランス脂肪酸を有害な食品として法律により排除しています。
フライドポテトや、ジャンクフードのイメージが強いアメリカでも、州単位ではなく、全米で禁止しているのです!!
ただ、先進国の中で、日本だけは全く規制がなされていないという驚きの現実があります。(°_°)Naze
【マーガリン以外のトランス脂肪酸】
サラダ油・ショートニング・加工油脂・植物性油脂・ラクトアイス 等
外食やお惣菜の揚げ物も、ほぼ使用されているのはトランス脂肪酸です・・・
何で国はちゃんと規制してくれないんだ!と驚きもしますが、
ただ、知ることで自分で選択することができます。
トランス脂肪酸フリーの生活をぜひ心がけていきましょう。
私たちの細胞は生きている限り、入ってきた食べ物によって作り変えられています。
良質のものが入ってくるようになれば、細胞は元気になっていきます。
病気にならない方法は、
薬を飲んだり、病院に通ったりすることではありません。
『私たちの身体は100%食べたものでできています
良いものを食べれば、良い体と心ができます
悪いものを食べれば、悪い体と心ができます』
シンプルで当たり前のことなのです。